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BIM(ビルディング インフォメーション モデリング)を知ろう

更新日:3月27日

はじめに(そもそもBIMとは?)

BIMとは、「Building Information Modeling(ビルディング・インフォメーション・モデリング)」の略称です。

日本語にすると「情報を持った建築模型を形成する」となります。要するに、BIMを一言でいうと「立体的(3D)に建築物を表現できる」ということが特徴になります。

そして、上記の3Dで表現をするBIMが、従来の3DCADソフトと異なり「BIMでつくられる模型のパーツごとに情報を持っている」ことが「特徴その2」になります。


「情報を持った建築模型」の「情報」とは、その建築材料の「寸法」、「材質」、「構造」、「重量」、「価格」、「商品型番」等をいいます。

そして、その建築材料は、浴槽ツール、ドアツール、トイレツールなど各要素ごとに情報を持っていて、これを用いて2D図面及び3Dモデルを作成するのです。


従来のCADでは、例えば、トイレのデザインが変わったとする。トイレのCADデータを差し替え、場合によっては紙巻器の位置を変えるなど少しの修正で終わるなかれ、図面は決して平面図一枚だけではないのです。立面図、展開図、断面図、建具表や詳細図など、他の図面への修正が発生するのです。

CADでは、これらを一つずつ修正していかなくてはならない。いくら単純作業とは言え、修正があるたびにこれら全てを描き直すのは効率が悪い。それに、もしそのうちの一図面を修正し忘れたなんてことになれば、相当面倒なことになります。


CAD図面を完璧に変更できたとしても、それに紐づいて作られた見積書の修正も発生します。その他、色々な資料を作った場合、一つのパーツ変更が小さくても大きな影響をあたえるのが常でした。


BIMでは、トイレの属性を変更することによってトイレの情報が更新され、3Dモデルとそのトイレが描かれている図面全てが情報通りに更新されます。もちろん、建具表内の数字表記の寸法もいっしょに更新されます。全てが「情報」で作成されているBIMだからこそ実現できるのです。


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